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客室乗務員の給料・年収・待遇【徹底調査】2023年版

客室乗務員(キャビンアテンダント)の給料・年収・待遇は、どの程度でしょうか?

今回はJAL客室乗務員の経験もふまえて、キャビンアテンダント(CA)の給料・年収について、取り上げさせて頂きます。

1.CAと一般事務職との給料・年収の比較

 日本航空有価証券報告書(2023年3月期)によると、JALの平均年収は約848万円とされています(平均年齢40.8歳)。職種別でみてみるとパイロットは約1,740万円、地上職は約450万円、CAは380万円という結果が出ています。専門職のパイロットは突出して年収が高い傾向にありますが、CAは特別な待遇として「EF兼」、「フライトで滞在中のフリーデイも仕事日に換算される」こともあります。

 年収マスター(https://nenshu-master.com/companies/japan-airlines/)によると、JAL全体の20代の想定平均年収は505~722万円、30代は827~886万円、40代は945〜999万円、50代は1056~1037万円、60代は818万円と推定されています。

●EF券
「Employee Free Ticket(エンプロイー・フリーチケット)」と言って、航空会社の社員に福利厚生の一環として付与される優待航空券がもらえる企業もあります。

EF券は企業によっては本人だけでなく、家族や近親者も使用できるので、客室乗務員になる上で非常に人気が高い福利厚生のひとつとなっています。

●フライトで滞在中のフリーデイも仕事日に換算される
3日や4日のロングフライトの後には、最低2日以上の連休を頂けるので、体を休めるのはもちろんですが、趣味や旅行、自己啓発などに時間を使えることができるのは客室乗務員ならではの勤務体系だと思います。

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2.ANAやJALの客室乗務員の給料体系

 航空業界では、1994年からJALやANAが契約制雇用を開始しました。その後、国内の航空会社に続き、日本でCAを採用する外資の航空会社にまで、契約制の雇用が広がり定着しました。そして、2014年までは、日本国内21社の航空会社の内、CAを正社員として採用する航空会社はありませんでした。
 その中で、ANAが2014年4月1日から正社員化をスタートさせました。そして、2016年度からANAグループのANAウイングスがCAの正社員採用をスタート、また北九州空港をベースとするスターフライヤーも2015年度4月1日よりCAの正社員化に踏み切っています。
 国内の大手航空会社のANAとJALの給料を紹介します。

●ANAの待遇

 ・給与
2024年度のANAの給与(予定)は、大卒・高専(専攻科)の初任給が月額194,221円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり)、院卒月額197,521円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり)、短大・高専(本科)・専門卒月額186,319円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり)と、ANAの募集要項のページに記載されています。

また、その他の待遇は下記の通りです。

諸手当
家族手当、住宅手当、深夜労働手当、土日出勤手当、乗務手当、職務手当など

昇給賞与
昇給:年1回(4月)

賞与:年2回(夏・冬) 2022年度実績
通勤補助
当社規程により支給
・勤務
乗務便に応じたシフト勤務(変形労働時間制)。1ヵ月を平均して週40時間以内で設定

土・日・祝日勤務あり

早朝・深夜・宿泊を伴う勤務あり
休日・休暇
月間10日程度(年間126日)。年次有給休暇、リフレッシュ休暇、懐妊・育児休職など、各種休暇・休職制度あり

教育・研修
階層別研修、自己啓発プログラム(オープンセミナー・通信教育)、専門教育あり

・採用人数
430名予定

詳細はANA新卒採用情報を必ずご確認ください。

●JALの待遇

JALもANAに少し遅れて、2016年4月に客室乗務員の契約社員制度を廃止し、在籍する契約社員を全て正社員化、また同年4月入社以降の新入社員も全て正社員採用しています。
給与
 199,000円 (左記に加えて乗務時間に応じた乗務手当や各種手当あり)

・昇給
年1回

・賞与
年2回(夏季・年末)※2021年度実績

・通勤費
当社規定により支給

・勤務
乗務便に応じた変形労働時間制
※土日・祝日勤務あり
※運航状況に応じて所定時間外労働が発生することがあります。

・休日・休暇など
年間休日数は123日(原則)、年次有給休暇、慶弔特別休暇、産前・育児休職制度、配偶者転勤同行休職制度、介護休職制度など
・教育・研修
専門訓練、新入社員教育、安全教育、JALフィロソフィ勉強会、ビジネススキル研修、キャリア研修、その他各階層別研修、自己啓発プログラムなど
・採用予定数
350名程度
・その他
寮・社宅制度、各種社会保険など
屋内の受動喫煙対策あり(喫煙専用室設置など、就業場所により異なる)

※JAL新卒採用情報より引用

※最新情報はJAL募集要項を確認ください。

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3.CAの年代別平均年収

令和4年度の賃金構造基本統計調査によると、CAの平均年収は33.2歳で450万円程とされています。

CAの年代別の平均年収、平均月収、平均年間賞与は、業界全体で以下の通りです。

年代平均年収平均月収平均年間賞与
20代前半約299万円約21万円約47万円
20代後半約402万円約24万円約114万円
30代前半約498万円約29万円約150万円
30代後半約646万円約38万円約190万円
40代前半約736万円約42万円約232万円
40代後半約771万円約44万円約243万円
50代前半約857万円約48万円約281万円
50代後半約880万円約49万円約292万円

※東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校(https://www.tir.ac.jp/contents/industry/column/cabinattendant_income/)より

4.会社の規模別の年収[ラ岸4] 

 CAの年収は会社の規模によって変わってきます。規模が大きくなると年収も高くなる傾向にあります。

従業員数平均年収
10人以上449万6900円
100~999人402万3400円
1000人以上492万3100円

※LIMO LIFE&MONEY くらしとお金の経済メディア(https://limo.media/articles/-/38790?page=2)より

そのほか、収入や待遇では計れない女性の職場としての充実度、世界が体感できる仕事、直接「ありがとう」と感謝を実感できる仕事です。

コロナ禍の影響で採用が中断されていましたが、JALが2022年卒の新卒の採用を再開しました。今後、既卒採用や、他社の航空会社も採用が再開される可能性があります。

CAの仕事は、この仕事に興味を持った方々にとって「経験して良かった」と必ず言える仕事です。是非、今日から一歩踏み出し、CAを目指しませんか!

<免責事項>

採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。 


<免責事項>

採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。 

藤井彩
アイザック エアラインスクール講師
ビジネスマナー講師
接遇研修講師

経歴
日本航空国際線客室乗務員、JALウエイズ客室乗務員

コメント
航空業界は難しいと思われている方が多いですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているか…をしっかり自分の中に落とし込み、”コツ”をつかむことで内定は目の前です!一緒に頑張りましょう。

最後に

アイザックではJAL、ANAをはじめ、客室乗務員、空港グランドスタッフに業界No.1の合格実績があります。少しでもCA、地上職に興味をお持ちでしたら、まずは無料の個別相談会、レッスン見学に参加してみてはいかがでしょうか?

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